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「革所の人」

今回は革所に携わる「人」の事を書きたいと思います。

革所は私と夫、一匹の保護猫で始まりました。
私は前職を辞めてからフリーランスのWEBデザイナーとしてご依頼を頂いています。ちなみにこのサイトも私が作っています。
知り合いが知り合いを紹介してくれて、ありがたいことに嬉しいお言葉を沢山いただいているのですが、のらりくらりとしていたところに、縁があり1歳の猫の里親になることになったのです。
守るべきものが増え、生き物から頂いている幸せを生き物に返還したいと思うようになり、私が本当にしたいことをしようと思い「革所」をスタートさせました。

ちなみに猫の名前は「ゆげ」といいます。

猫のゆげ
(WEBや紙媒体のデザインなど大好きですので、もしあれでしたらお気軽にご依頼ください。笑)
革所

革所の商品は長年革製品の製作をされている職人さんにお願いして、一つずつ作っていただいています。
その職人さんは犬猫などの保護カフェなどに商品を無償で提供したり(グッズを作ってあげたり)、生き物を尊重し、とても気さくで優しい方です。
そんな方と一緒にモノづくりがしたいと思いました。

前回で私が通販会社で商品の企画をしていた事を書きましたが、商品の単価を抑えるために海外の工場にお願いをしていたので、基本的に大量生産をしないと受けていただけませんでした。しかし商品のクオリティーが毎回違ったり、コピー商品が普通に出回ったり…価値観が違うので仕方ない事かもしれません。

国内でも時々びっくりするような話を耳にします。
職人たちは依頼を受けて製作をしていますが、いきなり注文が来なくなったり、無茶苦茶な発注をされたり原価ギリギリに値切りされたり、入金をされなかったり、生活が不安定になる出来事がおきます。それが「商売」ということなのかもしれません。でもそんなつらい職業に就きたいと思いますか?

私はモノづくりにおいては全員が平等でありたいと思っています。綺麗事だと言われてしまうかもしれませんが、お金を払うことはありがとうの気持ちだとおもいます。
負の悪循環は無くしたいのです。
職人がいなければ何も生まれません。私は素晴らしい職人が減っていくのは嫌です。

私は”買い物は投票”だと思っています。
頂いたお金をどこに使うか。そしてどのように使われるのか。
何事にもその先を見て判断していきたいと思っています。

前職では「売れるもの」を作っていましたが、革所ではゆっくりですが職人と「自分が欲しいと思うもの」を形にしていってます。
作る人も売る人も、自分が欲しいと思うものを取り扱うほうが楽しいのです。
楽しくできた商品をお届けできたら、手にした人も楽しくなってくれたらとってもうれしいです。

長くなりましたが今回はこの辺りでおしまいにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。